酒のアテ
仕事で浅草にきた。
午前中だけだったので帰り際に浅草寺に寄ってみた。
日曜日ということもあって人がたくさんいた。
境内では猿回しをしていて見物客がたくさんいた。
そのたくさんの見物客に紛れ込んで猿回しを見た。人間の芸人がコントをやってるようで感心した。
猿はどんな風に思ってるんだろう。
人間だって働きたくない時に嫌な気持ちになりながら働いてるのに猿はやりたくもないことを強制的にやらされている。
同じ猿でも動物園の猿は人間から見られるだけなのに、猿回しの猿は芸を見せないといけない。
不公平ではないか。
猿の叫び声は浅草寺の常香炉の煙と混ざり合い寒空を漂っている。
その横ではいかにもインチキ臭いテキ屋の踊る人形が紐もなにも無いのに踊ってる
ただの紙ペラ
紙ペラがタネも仕掛けもないのに踊るものか、横目に見ながら歩いていたら肉まんを頬張る外国人とぶつかりそうになる。
外国人は特有の発音ですみませんと言い立ち去った。
そういえば今年の初詣は浅草寺だった。
おみくじを引いたら凶がでたのでお線香を買って煙を浴びた。
人間は何故煙を浴びるのだろうか。
ネイティブアメリカンもホワイトセージを燃やして出る煙を浴びて空間や魂の浄化を行っている。